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Newニンテンドー2DS LLは買うべきか?他3DSシリーズと性能や価格の比較、ソフトの互換性など。

Newニンテンドー2DS LLは2017年7月13日に発売された一番新しいDSだ。
他の3DSシリーズと性能や価格、ソフトの互換性などを比較してみたので、
購入の参考にして欲しい。

基本的にはNewニンテンドー2DS LLは、
Newニンテンドー3DSから裸眼立体視機能を除外したものと思ってもらって良いが、
Newニンテンドー3DSから3年経っての発売ということで、細かいところで違いがある。

また、ニンテンドー3DSは通常のサイズとLLの2つのサイズがあるが、
Newニンテンドー2DSについてはLLのみだ。

発売当初は色はブラック×ターコイズとホワイト×オレンジの2色だった。
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(出典:https://www.nintendo.co.jp)

2017年10月5日に「ブラック×ライム」「ホワイト×ラベンダー」も発売。
こちらもすっきりとした色使いで見た目がすごく良い。

またポケモンをモチーフにした「モンスターボールエディション」「ピカチュウエディション」もある。
最も新しいものは2018年7〜8月発売の
「マインクラフトエディション」「どうぶつの森エディション」「マリオカート7エディション」であり、
こちらには最初から該当ソフトが同梱されているため、よりお得感が強まっている。

以下ではNewニンテンドー3DSとの詳細は比較や各エディションの特徴を解説する。

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性能と価格面での比較

Newニンテンドー3DSとの比較

まずはNewニンテンドー3DSと性能や価格面での比較をしてみよう。
まずは下の表を見て欲しい。比較内容は後述している。

Newニンテンドー2DS LLNewニンテンドー3DS LLNewニンテンドー3DS
発売日2017年7月13日2014年10月11日2014年10月11日
希望小売価格14,980円18,800円16,000円
サイズ縦86.36mm
横159.36mm
縦93.5mm
横160mm
縦80.6mm
横142mm
厚さ20.8mm21.5mm21.6mm
重さ260g329g253g
解像度(上)400×240
(下)320×240
TN液晶
(上)400×240
(下)320×240
IPS液晶
(上)400×240
(下)320×240
TN液晶
CPU性能4コア
268MHz(推定)
4コア
268MHz
4コア
268MHz
メモリ性能256MB(推定)256MB256MB
バッテリー性能約3時間30分~
6時間30分
約3時間30分~
7時間
約3時間30分~
6時間30分
サウンドステレオステレオステレオ

 

旧2DSとの比較

もう一つ、以下はNewニンテンドー2DS LLと旧2DS/3DS LLとの比較だ。
旧バージョンからの性能向上度合いを見て欲しい。

Newニンテンドー2DS LLニンテンドー2DSニンテンドー3DS LL
発売日2017年7月13日2016年9月15日2012年7月28日
希望小売価格14,980円9,800円14,286円
サイズ縦86.36mm
横159.36mm
縦127mm
横144mm
縦93mm
横156mm
厚さ20.8mm20.3mm22mm
重さ260g260g336g
解像度(上)400×240
(下)320×240
TN液晶
(上)400×240
(下)320×240
(上)400×240
(下)320×240
IPS液晶
CPU性能4コア
268MHz(推定)
2コア
268MHz
2コア
268MHz
メモリ性能256MB(推定)128MB128MB
バッテリー性能約3時間30分~
6時間30分
約3時間30分~
5時間
約3時間30分~
6時間30分
サウンドステレオモノラルステレオ

 

希望小売価格

Newニンテンドー2DS LLはNewニンテンドー3DSのLLよりも4000円安い。

サイズはほぼ同じだが、これはディスプレイが裸眼立体視機能のない通常のもので済む分のコスト減と、
さらに液晶品質を抑えているところが大きいと思われる。

後述しているが、Newニンテンドー2DSの液晶は発色と視野角を抑えたTN液晶のようだ。

旧バージョンと比較すると、旧2DSは9,800円と非常に安い。
これはそもそも旧2DSが廉価版としての立ち位置のためで、折り畳み機構がない他、
サウンドもモノラルとなっており、「低コストな3DS」を意図していたためだ。

しかしこの戦略は失敗だったようで、
今回のNewニンテンドー2DSについて、任天堂は「廉価版ではない」ことを強調しており、
性能、デザインともに力を入れていることがうかがえる。

ちなみにニンテンドースイッチは約30,000円なので、そこから見ると半額ということになる。
しかしながら性能はニンテンドースイッチと3DSでは大きく異なるし、
液晶自体もより高品質なものを使用している。
遊べるソフト自体が異なるため、単純な比較はできない。

サイズと厚さ

Newニンテンドー2DS LLはNewニンテンドー3DSのLLに比べ、
縦方向のサイズが抑えられている。

しかしながら、上画面/下画面共に同じサイズなので、
内部構造の見直しや冷却効率が上がって内部の空間を削減できたのだろう。

厚さも多少ではあるがNewニンテンドー2DS LLの方が抑えられている。

重さ

Newニンテンドー2DS LLは
Newニンテンドー3DSのLLに比べ、20%軽量になっている。

ニンテンドースイッチはJoyコンをつけると約400gあるので、
6割程度の重さということになる。

通常のNew3DSと同程度の重さに抑えられているのに、
画面サイズは大画面、というのはアピールポイントだろう。

解像度と画面サイズ、液晶品質

解像度についてはNewシリーズはいずれも同様だ。

画面サイズは、LLが通常より20%程度大きい。

通常サイズは
(上画面)横84.6mm×縦50.76mm
(下画面)横67.68mm×縦50.76mm
に対して、
(上画面)横106.2mm×縦63.72mm
(下画面)横84.96mm×縦63.72mm
となっている。

また、Newニンテンドー3DS LLは視野角が広いIPS液晶が採用されているが、
海外レビューなどによると、Newニンテンドー2DS LLでは従来通りのTN液晶のようだ。

TN液晶はIPS液晶よりも製造コストが低く済む代わりに、視野角が狭くなってしまう。
また、色の発色、再現性もIPS液晶の方が良い。

この点が気になる人は、Newニンテンドー3DS LLの方が良いかもしれない。

Newニンテンドー2DS LLはNew3DS LLと同じく折り畳み式になり、
Cスティックがつくなど、ほぼNew3DS LLと同等に見えるが、気づきにくいところでコスト削減を図っているようだ。

バッテリー性能

バッテリー性能は旧バージョンと比較して大きな変化はないように見えるが、
旧バージョンのニンテンドー3DSよりはバッテリー容量自体は増加しているため、
長持ちする可能性が高い。

Newニンテンドー2DSの性能

Newニンテンドー2DSの性能はNewニンテンドー3DSと同等だ、と公式にアナウンスがある。
そのため、Newニンテンドー3DSの性能値がそのまま適用されると考えて良い。

旧バージョンの2DSと比較して、CPUのクロック周波数は変わらないものの、
コア数が2倍となっており、アーキテクチャも刷新されている。
また、メモリ容量も2倍になっている。

カタログスペックだけでなく、実効速度も、
本体の起動や内部からのソフトの起動が2倍以上高速化している。

実際に実機を動かしてみたところ、特に差が顕著だったのがソフト切り替え時の速度。
旧3DSでは17秒程度かかったのが、Newニンテンドー2DSは1秒程度で起動した。

ソフトの動作そのものは変わらないとされているものの、
本体やブラウザの動作などがスムーズになっているので、
旧バージョンの2DS/3DSユーザーで動作速度に不満がある場合はかなり改善されると思われる。

ソフトの互換性

基本的にはNewニンテンドー2DS/3DSを選んでおけば、
全ての3DS対応ソフトが遊べると思っていい。

一応、Newニンテンドー3DS専用ソフトというのもある。
他にはバーチャルコンソールのソフトもNew専用だ。

そのため、旧バージョンのニンテンドー2DS/3DSでは遊べないソフトも少数ながら存在する。

Newニンテンドー3DS専用ソフト

こちらはNewニンテンドー2DSでも問題なく遊べるが、そもそも数が少ない。

有名所では「ゼノブレイド1」と「ファイアーエムブレム無双」がNewニンテンドー3DS専用。
ただし今後、通常の3DSで性能が不足するようなソフトはニンテンドースイッチで発売されるだろうから、New3DS専用のソフトが増えることはあまりないと思われる。

バーチャルコンソール

SFC等の名作を3DSで遊べるバーチャルコンソールだが、
多くのタイトルがNew2DS/3DS専用となっている。

もし今から3DSを買って、SFC時代の名作(ゼルダの伝説 神々のトライフォースとか…)を
やろうと思っている人は間違って旧バージョンを買わないように注意が必要だ。

逆に言えば、上記のソフトを遊ぶ予定がないのなら旧バージョンの2DS/3DSでも良いと言える。

Amiibo

AmiiboはNFCという機能を使って通信するのだが、
旧バージョンの2DS/3DSでは、NFC機能は本体には組み込まれておらず、
別売りの「ニンテンドー3DS NFCリーダー/ライター」(3000円程度)が必要なので注意。

Newニンテンドー2DS/3DSは本体にNFC機能が組み込まれているため、
周辺機器は必要ない。

裸眼立体視機能はなし

ニンテンドー3DSのメインのウリとして、鳴り物入りで登場した裸眼立体視機能。
当初は物珍しさもあったが、そこまで必要性を感じていない人も多いのではないだろうか。

確かに楽しい機能だと思うが、どうしても自然な立体視とは異なるため、
目に負担がかかるし、任天堂の公式サイトでも、
6歳以下の子どもに対しては目の成長に悪影響を与えるリスクがあるとアナウンスが出ている。

そのため、周囲でも「3Dボリューム」機能をオフにしている家庭もそれなりに見受けられる。

もちろん、3Dボリュームオンでガンガン使っている人も多いだろうが、
必ずしも必要でない人もいるだろう。

そういった人にとっては不必要な機能がないので、Newニンテンドー2DSは最良の選択になると思う。

他3DSシリーズとの比較

旧ニンテンドー2DSとの比較

旧バージョンのニンテンドー2DSは折りたたみ機構がなく、サウンドもモノラルだ。
モノラルサウンドでもプレイに支障はないのだが、やはり聴き比べると臨場感はステレオサウンドには劣る。
また動作面では起動や、ゲームからホーム画面に戻る際に時間がかかる点がマイナス。

ただし、折りたたみがない方がいい人や、画面サイズや動作速度が気にならない人は、
5000円ほど値段が安い分、旧ニンテンドー2DSの方がいいかもしれない。

Newニンテンドー2DS LLは、折りたたみ機構があり、ステレオサウンドに対応している。
また性能が強化されているので、全体的にスムーズな動作になっているはずだ。

さらにNewニンテンドー3DS専用のタイトルや、バーチャルコンソールも含めて
全ての3DSタイトルがプレイできる点も安心感がある。

Newニンテンドー3DSとの比較

機能・性能面としては、Newニンテンドー3DS LLとの違いは
「裸眼立体視機能があるかどうか」に尽きる。

裸眼立体視機能が不要であれば、Newニンテンドー3DS LLよりは4000円ほどNew2DS LLの方が安い。Newニンテンドー3DSと比較しても、値段は少しNew2DS LLの方が安い。

デザイン面の違いとしてはNew3DSはメタリックで高級路線なデザインなのに対し、
New2DSはマットな素材感で、より楽しいイメージになっているといったところだろうか。

重さもほぼ変わらないので、基本的には画面サイズが大きい分、
Newニンテンドー2DS LLの方がいいだろう。

まとめ

Newニンテンドー2DS LLを買うべきでない人

基本的にはいないと思うが、「裸眼立体視最高!」の人は2DSには機能自体ないので買ってはいけない。
また、既にNewニンテンドー3DSを持っている人にも不要だ。

そもそも発売時期からして、ドラクエ11発売に合わせての買い替え需要を狙っているのは明らかだが、
ドラクエ11は旧バージョンの3DS・2DSでも動作するので、
性能面を気にしない人はあえて買い換える必要はない。

または現行の2DSも値段は安く、つなぎとしてはアリかと思う。
Newニンテンドー2DS LLの登場で、現行の2DSは近々生産中止するだろうから、
今のうちに確保しておくのも手だ。

Newニンテンドー2DS LLを買うべき人

現在3DSシリーズを持っていない人、
または旧バージョンを持っていて、性能面に不満がある人は
コストパフォーマンスはいいと思う。

Newニンテンドー3DSから液晶の品質がグレードダウンしている、というのは少し気になるが、
全然使い物にならないということもなく、むしろ無駄な性能を抑えて
コストダウンを図ったようにも思える。
少なくとも実機を触った印象としては、気にしない限り気にならないレベルに収まっている。

今後の展開としてニンテンドースイッチの販売が好調に推移すれば、
ニンテンドースイッチの廉価版が発売されて3DSと一本化していく、というパターンもありうるかもしれないが、
価格的にも安くこなれているので、3DSのソフトに興味があればいい買い物だと思う。

Newニンテンドー2DS LLの実機レビュー

実際にNewニンテンドー2DSを購入し、旧ニンテンドー3DS LLと比較してみた。
おおむねNewニンテンドー2DSの方が良いのだが、サウンド面などいくつか気になる点もあり、
人によってはマイナス点になるだろう。
使用ソフトは主にモンハンXXとゼノブレイド。

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Newニンテンドー2DS LLの評価とレビュー。早くて軽くて可愛いけど、気になるところも。

Newニンテンドー2DS LLを買ったのでレビューします。 比較対象がないとわかりにくいかと思ったので、旧3DS LLとの比較もしてみました。 画像左が旧3DS LL、右がNewニンテンドー2DS L ...

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ラインナップ

ブラック×ライムとホワイト×ラベンダー

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(出典:https://www.nintendo.co.jp)

2017年10月5日に発売された新色。
色が違うだけで、それ以外は既に発売している
ブラック×ターコイズ、ホワイト×オレンジと同じと考えていい。

モンスターボールエディションとピカチュウエディション

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ポケモンをモチーフにしたNew2DSも、2017年11月17日に発売された。

モンスターボールエディションは、
本体背面にはモンスターボールのボタンがデザインされ、
ボタンを押す感触もある。

ピカチュウエディションはピカチュウの顔をモチーフにしたバージョン。
どちらも予約開始は9月22日で11月17日発売、
希望小売価格は15,980円。

Newニンテンドー2DS LL モンスターボールエディションをAmazonで購入

ドラゴンクエスト はぐれメタルエディション

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(出典:https://www.nintendo.co.jp)

ドラクエ11の発売に合わせて発売された、ドラクエ11の3DS版が同梱されたパッケージ。
希望小売価格は22,480円となっている。

Newニンテンドー2DS LLは本体価格14,980円、
ドラクエ11は5980円なので、合計で20,960円で、それぞれ単独で買った方が安いのだが、
差額はデザイン料と言ったところだろうか。
ドラクエ好きで、レアなデザインのNew2DSが欲しい場合は良いかもしれない。

Newニンテンドー2DS LL発売日にNewニンテンドー3DSを生産終了

Newニンテンドー2DS LLの発売と同時に、Newニンテンドー3DS(LLじゃない方)がひっそりと生産終了になった。

サイズ的にLLの方が売れていたようだし、生産ラインは一本化した方がコスト削減になるとの判断だろうか。
価格的に近いモデルになるので、需要を食い合うというのもあるかもしれない。

なおNewニンテンドー3DS LLは変わらず生産されている。

関連News:ニンテンドースイッチ Lite発売決定

ニンテンドースイッチの小型版「ニンテンドースイッチ Lite」が発表された。
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